札幌の八百屋 深澤青果 | 有限会社DEEP

インタビュー 二十四軒店店長

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INTERVIEW
03

家族のために選んだ

試練の道

二十四軒店店長

秋田 遼二

平成29年4月1日 入社

子どもが生まれたことを
きっかけに入社を決意

入社のきっかけは子どもが生まれたことで安定した職業を求めるようになったことです。
当時は弟がすでに深澤青果で働いていて、弟を通じて入社しました。
前職はバイク屋での営業や工事現場での仕事などをしてふらふらしていました。
20代半ばというのもあり、未知の環境よりも比較的知れた環境でのスタートしたいと思い深澤青果を選びました。
店長になるまでの道のりは競争心が旺盛な環境の中で、家族のために早く店長になるという強い意志を持って取り組んできました。毎日、店長として何をすべきか、どのようなスキルが必要か、社長ならどうするかということを考えていました。その甲斐もあり1年10ヶ月程で店長に昇格しました。かなり早い方だとは思います。
店長はまず仕入れが大事なので市場での商品の価格判断や相場観の習得という所も迅速な判断ができるよう必死で学びました。

安さの驚きで買い物を
楽しんで欲しい

目標はお客様が買い物をして「楽しい」と感じられる店舗を作ることです。特に価格の面で安い驚きを提供してお客様に満足していただきたいです。
そのためにもお客様との関係性の構築に力を入れています。
常連さんは勿論の事、いつも来ていただける飲食店の仕入れ担当者などにも積極的に声をかけ、良好な関係を築くようにしています。
みんなに気持ちよく買い物を楽しんでいただけるのが一番良いですからね。他店舗との競争もありますが、まずは自分の仕事に満足し、日々の反省を通じて成長することを大切にしています。
従業員に関しては特にパートの方々がストレスなく楽しく働ける環境を提供したいと思っています。
メリハリを付けて、会話をしながら作業をしたりとバランスを大事にしています。
最近は若い子たちが増えてきて八百屋は楽な仕事ではないのにすごいなと感心しますね。

市場の動向を感じ取り
臨機応変に対応

店長としてのやりがいは自分が練り上げた計画に基いて並べた商品が売れていくことですね。
思った通りに売れきれた時は面白いですよ。特に売り場で直接「安いね」という声を聞くと、大きい達成感があります。それを実現するにためにも仕入れには力を入れていて品質と価格のバランスを見極め、安さだけでなく商品のサイズや値頃感も考慮し、お客様が驚くような野菜を選んでいます。
仲卸さんとの交渉においても、売値と売り方を先に頭の中で考え、それに合わせて大量に仕入れることでお客様により低価格で提供できるようにするなど、かなり考えていますね。
市場の動向を敏感に感じ取りながら売り場や冷蔵庫の在庫状況を頭に入れて、臨機応変に対応しています。

店長としての試練と成長

早くに店長として店を任され、二十四軒店のオープン時は多くのメディアに取り上げていただき、一日に複数回の取材を受けたりもしました。
そういった背景もあり最初は勢いよく売上を伸ばしました。
しかし、その後売上が減少し、スランプに陥った時期があります。店長としての経験が浅かったので、この時はきつかったですね。
この困難な期間は深澤社長に教えていただきながら試行錯誤した日々でした。仕入れ値、商品の配置、売り方について徹底的に見直しました。
安さのみならず、品質や見た目にもこだわりました。試行錯誤の甲斐あって徐々に売上は改善してきました。あのときの困難によって自分なりの販売方法を確立した気がしますね。
試行錯誤は今でも続いています。安いものは毎日違いますし、仕入れ、値付け、売場作り、どうやったらお客様に手に取ってもらえるのかを徹底的に考えています。
安くないとうちである意味がないですからね。